男性用化粧品が続々と増えてきました。でも、なかなかスキンケア化粧品を買うのは抵抗がありませんか。10代、20代の男性は、抵抗なく化粧品を買えない時代がやってくるかもしれません。
30後半の方であれば、ドラックストアに行ってもお決まりのヘアケア商品、髭剃り関連、たまに洗顔って感じじゃないでしょうか。最近は、30代後半でも化粧水までつける方が若干増えてきたらしいです。
でも、まだまだ買うのに抵抗がある男子!この知識を得てをママさんにぶつけてみましょう。きっと、はぁ!?っと怒られるでしょう。(笑)男子にはあまりにも化粧をしている歴史が浅すぎます。
平安時代依頼ですか・・・?冗談です。
化粧品とはなに?
お化粧と言われる化粧品って、法律で守られている商品なんです。ご存知でしたでしょうか。このような法律があるんです。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」と言う法律です。略して、「薬機法」と呼ばれています。医薬品や医療機器もすべてこの法律がベースとしてあります。
皮膚は、大きく3層に分かれている

Structure in the skin_Japanese notation
イラストの左上あたりに「表皮」と書いてあると思います。それを「ヒョウヒ」と読みます。
その左端の①表皮、②真皮、③真皮の下の皮下組織の三つ層に分かれています。
特に②真皮(シンピ)と書いてある右端を見て頂くと、皮脂腺、線維芽細胞、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンと更に細分化されています。その内、ヒアルロン酸や、コラーゲンなどの言葉は聞いたことがある思います。この言葉は美容通でしたら気になるMUST成分です。
それと③の皮下組織は、血管、皮下脂肪、筋膜、筋肉として分類され、身体全体のクッションの役割をしています。
そして①の表皮は?となりますが、この表皮が化粧品が指し示す「清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やか」の部分で、さらにさらに表皮の中の「角質層」に限定し、構造は、細分化されます。
この限定された「角質層」が化粧品でケアをする箇所になります。
表皮は、4つの層に分かれている!化粧品は角質層のみ!
また左端の欄になるのですが表皮は、4つの層に分れています。一番上に皮脂膜があり、
その次に①角質層、②顆粒層(カリュウソウ)、③有棘層(ユウキョクソウ)、④基底層の4つの層に分れます。
この4つの層でできている表皮は、約28日から60日間で一巡し、表面の皮膚が新しくなります。このサイクルも年齢と個人差によって異なり、さらに運動している方とされていない方、睡眠によっても異なります。
一連のサイクルは、表皮の基底層で細胞ができて、有棘層、顆粒層、角質層へと形を変えていきながら、最終的にアカになって剥がれていきます。この一連の流れを表皮の生まれ変わり=ターンオーバーと呼んでいます。
最終、垢になってポイっとされるまでが28日~60日前後かかるわけです。身体の皮膚は、このような仕組みで機能していたんです。男性なら、垢出たすげーっで、終わっていたかもしれません。
この角質層をスキンケアするために、今ではドラッグストアの他、ネットでもどこでも買えるようになりました。
男性が化粧品を買うなら、ドラッグストアや通販、最近はデパートも?
先ほどお伝えした通り化粧品は、「角質層」を健やかに保つためにスキンケアです。
クドいようですが、化粧品のスキンケアは治療目的ではありませんよね。健やかに保つためであったり、身体を守ることだからです。
世に出ている化粧品は、全て角質層まで浸透すると言うことです。薬用化粧品だって、医薬部外品だって角質層までしか浸透しません。理屈上は。ただ、粒子を細かくしたり、ナノレベルにすればするほど、小さくなりますので、真皮層まで届いているかどうかはわかりません。
化粧品を販売する際には、薬機法が前提ですから、広告で真皮層まで浸透やグングン真皮層まで浸透などの表現は、法律上アウトです。
それでは医薬品は?そもそも治療目的のため表現できる幅は断然違います。
深いシワやシミを本当に気になる方は、化粧品では難しいため即クリニックなどに行って治療を為た方が金銭負担が少なく済みます。化粧品はあくまでも予防です。
薬用化粧品や医薬部外品は、一定量の際立たせたい成分を配合しなさいと定められている商品です。定められており国が認めているなら、化粧品ではなく薬用化粧品や医薬部外品でいいじゃんって思いませんか?
でも、薬用化粧品等ではなく化粧品が選ばれる理由は、一定量の成分を配合しなさいと定められていないため、様々な商品レパートリーを増やしたり、他社と異なった商品を世に出すことが可能になります。
例えば、ボトル10の割合に対して薬用化粧品・医薬部外品の美容成分が2割配合、化粧品の場合は4割配合だったらどちらを選びますか?となります。成分にはよりますが、自分が補いたい成分の商品でしたらどうでしょうか。
一般的に美容成分が多い方を選ぶかもしれませんよね。そこが化粧品の魅力的なところであり、メーカーの拘りが分かる部分です。ただ闇雲に配合成分をパッケージに羅列しているわけではないんです。
配合成分を多い順に記載されており、全ての成分をパッケージに表記しなければなりません。ただ、各成分が何%ずつ入っているのかはわかりません。
一方、薬用化粧品・医薬部外品は、商品によりキーとなる成分が記載されていますが、全ての配合成分が表記されていない商品もあります。その分、使う側の目的が明確になるため、買い物をする際には非常に楽です。
化粧品も薬用化粧品・医薬部外品も一長一短ありますので、その都度買い物しながら、失敗しながら買い物するのも化粧品の買い物一つです。
最後に、化粧品の購入する基準は①パッケージ、②配合成分、③使い心地、④香り、⑤値段、⑥流行の有無などトータルで判断して買います。
でも・・・流行では無いものに、結構掘り出しものがあります!これが自分に合う化粧品です。
まとめ
①化粧品は、治療ではない。人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つためのもの。
②皮膚は多重構造になっており、総称が皮膚。特に化粧品は、角質層をケアするもの。
③化粧品の魅力は、配合成分によってキレキレの商品が販売されている。