ビタミンDは知っているけど、説明してよと言われると困ってしまうビタミングループ。
今回は、ビタミンDと紫外線のことも含めて書いてみたいと思います。
ビタミンDは、身体づくりをサポートするビタミン
ビタミンDは、日光を浴びることによって皮膚で合成される特徴があるビタミンです。腸管からのカルシウム(最後に用語説明)吸収を助け、カラダをサポートします。
日光を浴びる=紫外線を浴びる必要があると言う事です。日本人は、ビタミンD不足と言われています。
「ビタミンDは骨を丈夫にするために必要なホルモンです。しかし、日本人の8割がビタミンDが不足しており、4割が欠乏していると言われています。」
(東京慈恵会医科大学附属柏病院/ビタミンDの基礎知識(がんとの関連)第2版・1はじめに)
「ビタミンDを食事からは十分に摂取することは困難で、日光に当たることによ皮膚で合成されるが、現代社会で日光を十分当たることは危険でもある。」
(東京慈恵会医科大学附属柏病院/ビタミンDの基礎知識(がんとの関連)第2版・1はじめに)
ビタミンDは、日光を浴びることよって作られるのが特徴だと言うことが分かります。
ここテレワーク主体のビジネスになりますと外する機会が少ないため、ビタミンD不足になってしまう可能性が高そうですね。
「日本では近年、特に乳幼児のビタミンD欠乏症が増加しており、高度のO脚や、けいれんで外来に受診する乳幼児が急増しているとのことです。
日焼けを避ける若年女性が増えたことにより、妊婦さんがビタミンD欠乏状態にあり、元々骨量の少ない赤ちゃんが多いうえに、完全母乳栄養やアトピー性皮膚炎に対する除去食、生後の日光浴不足がか重なることがリスク要因と考えられています。」(紫外線環境保健マニュアル)
ここ最近は、日焼けしたくない、させたくないと言うことで極端に外で遊ばなくなってしまったこともありそうです。
「皮膚色の薄い欧米人と比べて、皮膚色の濃いアジアやアフリカの人々がビタミンD欠乏症に陥りやすい事はよく知られていいますが、特に日光にあたることの少ない人がハイリスク。」(紫外線環境保健マニュアル)
ビタミンDを作るためには、日光浴が必要です。
ビタミンDは、日光浴プラス食事、サプリを飲まないと補えない
※森永製菓/ビタミンDの働きと接種目安量、多く含む食品紹介
日本人の食事摂取基準ががあるってご存知でしょうか。この表は、ある程度の日光浴前提の元、計算されていますので、日光浴は必須事項です。
日光浴ってどのくらいしないといけないんでしょうか、となります。調べました。公益財団法人骨粗しょう症財団のHPに「日光浴はどのくらい必要?」のテーマ記事がありました。
「夏なら木陰で30分、冬なら手や顔に1時間程度、日に当たるだけでじゅうぶんです。ビタミンDはカルシウムの吸収をよくするために、骨をつくるうえで欠かせない成分ですが、食事からだけではなく、日光浴により皮膚でもつくられます。またガラスは紫外線をあまり通さないため、窓越しの日光浴ではあまり効果は望めません。一日中家の中にこもりきりの人は、食事からじゅうぶんなビタミンDをとらないと不足してしまいます。」(公益財団法人骨粗しょう症財団)
日光浴で補えない分は、サケ、うなぎのかば焼き、サンマ、ヒラメ、イサキ、タチウオ、カレイ、メカジキ、なまり節、きくらげなどです。魚中心とらなければなりません。
魚が苦手な方は、サプリメントで補うしかないでしょうね。
日光浴をすることによって、ある程度ビタミンDがつくられることが分かりました。でも、紫外線対策が付きまといます。紫外線を浴び過ぎるとしみ・そばかすがメラニンの生成によりできてしまう恐れも。また紫外線を浴び続けると日焼けへと繋がります。
一方、「美白」や「美肌」の言葉に触れることが多いと思います。今一度、その言葉の定義を知りたくて調べてみました。紫外線の事も触れられているのでしょうか。
紫外線も気になるし、美肌・美白の定義って?
現在は、美白、美肌が美しい肌と言われているため、美白、美肌と言うイメージはどのようなイメージをお持ちですか。数社程調べたものを記載させて頂きます。
〈美白〉
【DHC】
・美白とは、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐこと。憧れの美白肌を阻む原因は主に、シミや、くすみだと考えられます。
・内側からの美白ケア。私たちのか身体も肌も、食事から接種した栄養素で作られ、機能していからです。
【SOCIE esthetic】
・美白の定義は、今より白い肌になることではない。
・美白ケアとは、色素沈着などの少ない、肌色が明るく均一になるようなスキンケアのことをいいます。
・美肌の肌を妨げる原因となるもの、それはシミやそばかすです。
【花王】
・美白とは、メラニンの生成を抑えて「シミ・ソバカス」を防ぐことです。
・シミ、ソバカスの増加を防ぐためには、毎日の紫外線対策も重要です。
<美肌>
【再春館製薬】
・美肌とは「健康でハリのあるお肌」のことです。美容業界には「うなはだけつ」という
言葉があり、これは「う=潤い、な=なめらかさ、は=ハリ、だ=弾力、け=血色、つ=ツヤ」という美肌の条件を示しており、6つのコンディションが整っている健康なお肌を「美肌」と呼ぶようです。そのために、「食事・睡眠・健康を整える」、「スキンケアを徹底する」、「紫外線・日焼け後の対策を欠かさない」、美肌になるための習慣3選があります。
【大正製薬(公式ビューティサイト)】
・美しい肌の基準はさまざまですが、年齢に応じたシワやシミなどがあったとしても、肌のコンディションがよければそれは「美肌」と言ってよいのではないでしょうか。つまり美肌とはニキビや乾燥によるかゆみ、かさつきなど「肌トラブル」がない状態であるといえるでしょう。「質の良い睡眠」、「紫外線対策で美肌をキープ」、「美肌になるための栄養素と食事」
読んで頂けるとお分かりになった通り、美白・美肌になるためには「紫外線対策」が必須だと言うことが分かりました。でも、家に居すぎたり、日光浴をし過ぎたりするとビタミンD不足になるのも分かったと思います。
紫外線対策しつつ、ほど良い日光浴とバランスのある食事でビタミンDを補うことが、美肌・美白ケアに最適です。
骨を丈夫にするビタミンDですが、カルシウムのことも簡単に調べてみました。
<カルシウム>
人体に最も多く含まれるミネラルであり、骨や歯を形成する。成人の体内に約1kg含まれていて、各種ミネラルの中で最も多く存在します。そのほとんどがリン酸カルシウムとして骨および歯のエナメル質に含まれます。ごく一部は、カルシウムイオンとして血液や筋肉、神経内にあり、血液の凝固を促して出血を予防するほか、心筋の収縮作用を増し、筋肉の興奮性を抑える働きもあります。骨格を構成する重要な物質であるため、不足すると骨が十分に成長せず、骨粗鬆症の原因にもなります。「日本人の食事摂取基準(2020年版)では、成人1人1日当たりの推奨量を、男性で700mgから800mg、女性で650mgと設定しています。しかし、カルシウムの摂取量が十分であったとしても、ビタミンDが不足するとカルシウムの吸収が悪くなり、また運動などである程度骨に負荷をかけないと利用効率が低くなってしまいます。なお、リンやマグネシウムなどのミネラル同士は互いに影響しながら吸収されることから、バランスよく摂る必要があります。
※厚生労働省/e-ヘルスネット
カルシウム不足がひどくなると骨粗しょう症のほかに手足のしびれ、けいれんを起こしたり、死に至ることもある心拍リズムの以上などを起こす場合も。逆にカルシウムを摂りすぎると便秘になってしまいます。
人間の身体って難しいですね。結局は、食事もバランスが大事ですよってことですね。
《参照元》
・森永製菓HP/ビタミンDの働きと接種目安量、多く含む食品を紹介
・大正製薬公式ビューティーサイト/美肌への近道は、毎日のスキンケアと生活習慣
・再春館製薬/美肌の定義・条件とは?お肌のために大切な3つの習慣とスキンケア手順
・DHC/美白とは何か、ご存知ですか?
・SOCIE esthetic/そもそも美白とは?明るい肌を目指したいならケア方法を知っておこう
・花王/「美白」ってなに?
・紫外線環境保健マニュアル2020
・ハウス食品グループ本社/たくさんとると「大きくなる」不足すると「イライラする」って本当?カルシウムの役割と摂り方